裾ワキガだった私の体験談

私は小学生の時に裾ワキガになりました。最初の頃は自分の匂いだとは自覚できませんでしたが、友人の一人に「○○ちゃん(私の名前)、臭いよ」と言われて初めて自覚しました。本やネットで色々と調べてこれがワキガというものだと知りました。自分では臭いのかが全くわからないのですが、汗をかいた後に嗅いでみると酸っぱいような匂いがしてかなり臭かったです。正直とても落ちこみました。恥ずかしくて両親にも相談できず、病院に行くという発想もなかったです。

高校時代は周りの人からコソコソ言われるのが辛かったです。教室で男子の一人が面と向かって「臭せぇ」と言ってきたこともありました。通学で使う電車のなかでも自分の匂いのせいで周りが嫌な顔をしている時もありました。そのせいで電車に乗るのが怖くなって、学校に行けないこともありました。特に体育の時間は最悪で、汗をかくと余計匂いがひどくなるのか、私が通るとみんなが鼻を手で覆いました。

それでも高校はなんとか卒業して、大学にも通ったのですが、ワキガのせいでとうとう休学してしまいました。毎日綺麗に洗って、通気性のよい物や防臭効果のあるショーツを買って、できるだけ蒸れないように工夫しているにもかかわらず匂いはいっこうに治りませんでした。

20歳になった時、このままではダメだと、思い切って両親に相談しました。2人とも驚いて「もっと早く言ってくれればよかったのに。辛かったね」と慰めてくれました。涙がでました。

それから3人で色々な病院を見て回って相談したり、カウンセリングを受けたりしました。その中で自分に合う病院を見つけることができ、先生の勧めで思い切って手術を受けることにしました。

ただ、ワキガの匂いの原因であるアポクリン腺は完全にとってしまうと汗腺も巻き添えになってしまい、そうなると皮膚の機能がなくなって壊死するため完全に除去することはできないと言われました。そのため少しだけ残ったアポクリン腺が原因でワキガが再発する事もあると言われました。

手術費用が30万円近くする高額な手術だったので、再発のことを考えるとやはり止めようかと思いました。しかしここで止めたらあの辛い日々の繰り返しだと思い、手術をすることにしました。

結果としては手術をしてよかったです。アポクリン腺をとったので汗もほとんどかくことがなくなり、ワキガの匂いは完全になくなりました。思い切って手術をしてみて本当によかったと思っています。